皆さんこんにちは。
海外赴任する前から脅かすようで大変申し訳ないのですが、最近は英国を初めとしてテロの被害が相次いでいます。
テロや戦争のような極端なことに遭遇しないまでも、日常生活での治安に対する意識も日本とは別物と考えたほうがいいです。
かくいう私も、安全な日本での感覚が抜け切らず、ちょっとヒヤッとしたことがあります。
今回は、私が遭った事例から、駐妻の安全管理の心得をお伝えしたいと思います。
事例1:駅での小銭詐欺事件
まずは、お金にかかわる話から。電車に乗って少し離れた友達のお家に遊びにいったときのことです。
改札を抜けて、友達との待ち合わせ場所の方向に向かって歩き出したときに、女の人から声をかけられました。
英語が得意でない私は一瞬戸惑ったのですが、見るとものすごく困った顔をして何か言っています。
よくよく話を聞いてみると、どうもお財布を落としたのか何かで、要はお金がなくて帰れない・・・ということを言っている様子。
見た目も普通だったので、そりゃ大変だ、ということで1ポンドを渡しました。
すると「ありがとー!助かりました!」とその人は去っていったので、変だなあと思いつつも待ち合わせ場所へ。
友達にその話をしたところ、
「あ!その人この辺にいつもいるよ!そうやってお金を騙し取ってるみたい。言っとけばよかったね、ごめん・・・」
とのこと。
聞けば、その人は雨の日も風の日も、そうやって迫真の演技で何も知らない人から小銭をもらっているんだそうです。
身に危険が及んだわけではないですが、だまされたのは事実。
皆さんもお気をつけください。
事例2:iPhone押し売り未遂事件
今度は家の近くで起きた出来事です。とある駅の近くを歩いていたところ、前からおじさんが一人やってきました。
これまた見た目は普通。
が、ふと目が合うとつかつかと寄ってきて、
「最新のiPhoneが1台あるんだけどいらない?色はシルバーだよ!・・・(この後はよく分からず)」
と言って私に握らせようとしてきました。
さすがに怖かったので、Noooo・・・と言ってダッシュで逃げましたが、びっくりした・・。
昼間だったのですが、通りのこちら側にはあまり他に人も歩いていなくて、助けを求めようにもほとんど人がいませんでした。
車はそこそこ走っていたんですけど、たぶん車の中からでは何が起きているかわからなかったでしょうね。
幸い、追いかけてくるでもなくどこかへ行ってしまったからよかったものの、もし子連れだったら・・・と思うと恐ろしいです。
変にiPhoneを受け取ったら最後、きっととんでもない額のお金を請求されていたのではと思います。
では、駐妻はどうすればいいのか?
実例を2つお伝えしましたが、普段英国がそんなに危険と感じるか、と言われたらまったくそんなことはありません。ただ、やはり海外にいるという自覚は持つべきなんだろうなと。
ポイントは
・すぐに他人(特によく知らない人は)を信用しない
・まずいと思ったらとにかく逃げる
・言葉そのものだけではなくて、話の中身をよく考える
・警察の電話番号は確実に登録しておく
また、4点目の警察の電話番号は覚えておくと海外赴任に限らず便利です。主なところを地域別にまとめましたのでご参考まで。
<アジア・中東>
100番…インド、イスラエル110番…中国、台湾、インドネシア
112番…韓国
113番…ベトナム
117番…フィリピン
155番…トルコ
191番…タイ
999番…シンガポール、香港、マカオ、マレーシア、サウジアラビア、UAE
<欧州>
112番…EU加盟国共通⇒ただし、昔からの番号を使っている国も多い(下記のとおり)
02番…ロシア、リトアニア、ラトビア、ウクライナ(旧共産圏。112も通じる)
17番…フランス
091番…スペイン
101番…ベルギー
110番…ドイツ
113番…ルクセンブルク
117番…スイス
133番…オーストリア
999番…英国、アイルランド(EU加盟国なので、112も通じる)
<北米・南米>
060番…メキシコ(都市により066番。911も一部で運用開始)101番…アルゼンチン
105番…ペルー
110番…ボリビア
190番…ブラジル
911番…アメリカ、カナダ、パナマ、ウルグアイ、コスタリカ、エルサルバドルなど
<豪州>
000番…オーストラリア111番…ニュージーランド
過度に恐れることはありませんが、転ばぬ先の杖です。少しの注意と事前準備で、安全で快適な駐妻生活を楽しみましょう!
まとめ
・駐妻になったら、日本にいるときより防犯意識を高めよう。
・とにかく逃げることや、言葉を理解するのも大事。
・警察の連絡先は必ず携帯にいれておこう。
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