海外赴任のお供、変圧器とプラグの話

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webandi / Pixabay



海外旅行経験が豊富な方はよくご存じのことかと思いますが、日本から電化製品を赴任先に持っていこうとすると、プラグと電圧の問題に遭遇します。

私は恥ずかしながら、あんまり海外旅行も行かないほうでしたので、そのたびに右往左往してたんですよね。

どっかのタイミングできっちりメモしておけばよかったなと常々思っておりました。

このブログを始めたのでその辺のいいきっかけになると思い、今回は変圧器とプラグについてお伝えしようと思います。

電化製品のそもそも論:日本の家電はやっぱりガラパゴス?

世界的に見て、日本の電化製品事情はかなり特殊。

まず、よく言いますが周波数が50ヘルツと60ヘルツの二つに分かれている国なんてまずありません。

欧州は基本50ヘルツですので、万一60ヘルツだけにしか対応していない(古い?)家電を持っていくときは気を付けましょう。

ただ、アメリカは60ヘルツなのでちょっとそこがトリッキーですね。

まあ、最近日本で家電を買うとこの辺はまず間違いなく対応しているので、あんまり気にはならないと思いますが念のため。

続いて、電圧ですが、なんと日本の電圧(100V)は世界で一番低いんだそうです。

ですので、海外で日本の電化製品を使う際は、基本的に電圧を上げないといけないわけです。

とはいえこれも最近の家電は対応しているケースが多いです。

ちなみに、電圧や周波数については、家電のアダプターを見ると大抵どこまで対応しているか書いてあります。

例えば、「100V-240V、50/60hz」という記載があれば、電圧は240Vまで、周波数は50ヘルツでも60ヘルツでもいいので、基本的にどこでも使えます。

強いていうと、変圧器が必要な家電でうちにあったのは

・ドライヤー
・ヘアアイロン
・炊飯器

くらいでした。

あと、変圧器はワット数の制約があります。

小さいものだと、こういった家電には十分対応できないケースがありますので、十分な容量のものを持っていくことをお薦めします。

通常の家電であれば500W程度、炊飯器やドライヤーのように、電気を食うものについては最低でも1200W以上、できれば1500Wくらいのものにしましょう。

ただし、大きいのはめちゃくちゃ重いので注意!5kgとか10kgありますよ。

なのでこれは即船便送りにすべきものです。

油断は禁物!プラグの形はどうしようもない・・・

ここまで読んでくると、「なんだ、じゃああんまり気にしなくて大丈夫じゃん」と思ってしまうかもしれませんね。

しかし!ここで油断すると後悔しますよ。

プラグが合わないと、せっかく電圧や周波数に問題がなくてもつなげないのでまったく無意味。よくよく調べておきましょう。

せっかくですので、主な国について以下掲載しておきます。

日本と同じAタイプと呼ばれるプラグはアメリカ、カナダ、メキシコ、パナマ、ブラジル(一部)、台湾など。

英国はBFタイプと呼ばれる、四角い3つ穴です。他にはシンガポール、香港、アイルランドなども同じです。(もともと大英帝国の一部ですしね)
下の写真がBFタイプです。

ldyshah / Pixabay



これに対して、欧州(大陸)はほとんどがBタイプまたはCタイプと呼ばれる、丸い穴が2つもしくは3つあるものとなっています。インドも同様。(あれ、大英帝国?)
写真はCタイプです。

Hans / Pixabay



一番大変なのは中国で、9種類くらい混在しているようです。これは事前に旦那さんの会社などを通じて確認したほうがよいでしょう。

航空便や船便がつくまでの当座しのぎ、もしくは他の国への旅行に備えて変換プラグを持っていくことをおすすめします。
2,3個あれば間に合うでしょう。値段も変圧器に比べればずっと安いです。どこでも使えるタイプでも数千円で済みます。

まとめ

・日本の家電は特殊。赴任前に家電の電圧・周波数を確認しよう。
・変圧器は容量に余裕を持って。大型のものは重いので船便に。
・プラグが合わなければ意味がない。変換プラグは必需品。

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