赴任先でお子さんが日本人学校に通うなら、日本の教科書が当然必要になります。
現地校に通うことになった場合でも、できれば日本の教育内容は把握しておきたい、と思ったり、塾に通う際にも教科書の内容に沿って教えてほしい・・・なんて思うケースもあります。
特に(うちもですが)帰国後受験を考えているご家庭であれば、まずは教科書レベルを確実にマスターさせたいと思いますよね。
こんなとき、ふと疑問に思うのが「そういえば教科書ってどこかで手に入れられるの?」ということ。私も思わず通販で売ってないかな、と検索しかけました。
でも、よくよく考えると、教科書って無償配布されているものなので、売ってないんですよね。
強いて言えば個人が中古で売っているケースもありますが、本来無償のものをお金出して買うのもねえ。
海外に行っても、教科書はもらえます!
実は、義務教育を受けている子どもは海外にいても今までどおり無償で教科書を受け取ることができます。もうお子さんの転校手続きを始められている方はご存知かもしれませんが、海外子女教育振興財団という公益財団法人が、海外に出国する子どものために教科書の配布をしています。
逆に、現地の日本人学校には予備がないので、出国前に忘れずにもらっておくようにしましょう。
手続きに必要なもの
・今通っている学校から発行される、「教科書給与証明書」・海外出国学齢児童生徒用教科書給与申請書
(窓口においてありますので、その場で書けばOK。)
※お子さんの出国予定日の2ヶ月前から手続きできます。
受け取り方法
海外子女教育振興財団の窓口で受け取ります。なお、その際に上記の「教科書給与証明書」と印鑑(認印でOK)が必要になります。
ちなみに場所はこちら。
参考 http://www.joes.or.jp/access
郵送の場合
忙しくて取りにいけないよー、という人は郵送でも配布してもらえるそうです。(上記の書類に加えて、送料が必要)
ただ、余裕を持って申し込まないと危ないかも。
というのも、まず申請書類は原本を郵送しないとダメ。
しかも、書類に不備があるとそこでやりとりが発生することになります。
そうこうしているうちに、最悪出発に間に合わない!なんていう可能性も。
うちは郵送でお願いしてしまいましたが、たしかトータル1週間くらい待ったと思います。
赴任に間に合わない場合はどうするか?
最近は少なくなったそうですが、特に金融機関にお勤めの方は割と海外赴任の辞令が出てから赴任までの期間が短いみたいですね。赴任前のドタバタで教科書もらうの忘れてた!という方や、現地校に始めから通わせていて、教科書をもらえるのを知らなかった!という方も、赴任後現地で教科書の配布を申請することができます。
海外にすでにいる場合は、財団ではなく各地の在外公館にお願いします。
なお、申し込み時期は小学生は年二回(3月と9月ごろ)、中学生は年一回(3月ごろ)となるので要注意。
この時期を過ぎても申し込み自体はできますが、送料などはすべて自己負担です。
まとめ
・海外赴任でも、義務教育を受けている子どもの教科書は無償でもらえる。
・海外子女教育振興財団で直接、もしくは郵送で受け取り可能。
・海外に行ってしまったあとでも、在外公館に連絡すれば手配可能。
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