海外赴任したばかりの駐妻が知っておきたい、海外お水事情まとめ

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皆さんこんにちは。

慣用句で、よく「水が合う、合わない」って言いますよね。

コレ、海外赴任してくるとホントだなあとよく思います。たかが水、されど水。

身近すぎて、日本にいるとまったく気にも留めなかった「水」の違いが、海外暮らしを始めたばかりの駐妻の日常生活に少なからず影響するのです。

今日はそんな「水」について、海外赴任生活のコツをまとめてみました。特にお越しになったばかりの方のお役に立てば幸いです!

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駐妻が出くわす、海外の水問題とは

海外に住んでみた今となっては当然の話なのですが、日本とはそもそも水質が違います。

英国の場合、住むところにもよりますが水は日本よりも硬質です。
硬質というのはどういうことかというと、石灰分が多いということなんですね。

石灰分が多いと何が面倒かというと、水が蒸発したあとにこの石灰だけが残ってしまうんです。これを「ライムスケール」といいます。

台所だとよくわかると思いますが、銀色のシンクで水をふかずに放っておくと、すぐに白いシミみたいなものが点々と残ります・・。

それだけならまだいいのですが、このライムスケール、放置しておくとどんどん積み重なって、しまいには家電の故障につながることも。

電気ポットとか要注意ですよ。気づくと中がスケールだらけで相当萎えます笑

それくらいならまだいいですが、シャワーヘッドや食器洗い機の排水溝が詰まったりするとけっこうシャレになりません。

他にも影響が出るのが洗濯物。うっかり白い服をそのまま洗濯機に放り込んで洗ったが最後、出てきた服は灰色です。いやもうこっちの気持ちも灰色だよっていう・・。

来た初日にこれをやってしまって、もうがっかりでした笑
誰も教えてくれないんだもの・・・。

この硬水問題、英国に限らず欧州も全般的にそうみたい。アメリカも場所によりけりですね。
(よく考えたら、例えばエビアンって「硬水」って書いてましたもんね)

ちなみにですが、お住まいの地域の水質がどうかというのを調べることができます。

イギリス、アメリカだけで恐縮ですが以下ご参考。

参考 英国:http://www.harpic.co.uk/interactive-map
参考 米国:https://www.h2odistributors.com/pages/info/hard-water-map.asp

※英国にお住まいの方は、Thames WaterのHPでも調べられます。
https://www.thameswater.co.uk/Help-and-Advice/Water-Quality/Check-the-water-quality-in-your-area

他の国の方は、検索で「国名 water quality map」とか、「国名 hard water soft water map」と入れると出てくると思います。

硬水問題の対処法は?

日本では経験したことのないこの硬水問題ですが、対処法を知っていればそれほど気になりません。

まず、水周りに付着するライムスケールに関しては、スーパーにいけば大抵専用の洗剤があります。(lime scale removerといえばわかるかと)

食器洗い機については、専用のDish washer saltというものがありますので、これを使えばOK。食器洗い機にはそれ用のポケットがあるものもあります。
ただ、これだけだと足りない場合もあるので、定期的にクリーナーを使うことをお勧めします。

もし手荒れなどの理由で、洗剤を使いたくないという場合は、重曹やホワイトビネガーでも代用可能です。

電気ポットなら、ホワイトビネガーと水を1:1くらいにしたものを入れて一日ほど置いておけば割ときれいになります。

拭き掃除もやはり水でホワイトビネガーを薄めて直接拭いてもいいです。重曹も同じように、水に溶かしてスポンジなどにつけてゴシゴシやればOK。

しつこい汚れには重曹とホワイトビネガーの同時攻撃もありです。重曹をスケールのこびりついたところにふりかけて、ホワイトビネガーをかけてから洗います。

注意事項は、ホワイトビネガーを薄めないと、けっこうにおいがすごいことです。

一方、洗濯物はどうすればいいかというと、これまたスーパーで石灰分の中和剤が売っていますので、まずはそれを使ってみましょう。「カルゴン」という名で広く知られています。

ちなみにこんなパッケージ。


(画像出典:https://www.tesco.com/groceries/product/details/default.aspx?id=261697247

最近は洗濯洗剤にも石灰を中和する成分が入っているみたいですが、やはりカルゴンはあったほうがいいです。

これで、とりあえず水問題は大幅に改善されますよ!

まとめ

・海外の水質は日本よりも硬質のところがある。
・自分の住んでいるところの水質をチェックしておこう。
・硬水には、専用洗剤や重曹、ホワイトビネガーで対処。
・洗濯には、カルゴンが必須。
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